<2019年3月のひとりごと>

 
2018シーズンも残すところ1ヶ月となった。
今はシーズンといえばマラソンが主体でこの時期にまだビックレースが組まれている。
しかし、私の現役時代はトラックレースをシーズンと呼び、この時期はトラックレースに備えた練習を
実施するのが常であった。
今もその思いが強く、練習メニュー立案の基本となっている。
市民クラブチームのコーチになって12年目を迎えるが、一貫してトラックレース重視を貫いている。
多くの市民ランナーがロードオンリーなのに反逆するかのように。

マラソンの基本はトラックの5000mにあり。
5000mの記録短縮こそがマラソンの成功につながるとの確たる思いを持っている。
では、その5000mの記録をレベルアップさせる練習とは何か。答えは明確「ヒルトレーニング」である。起伏の激しいコースを駆け上がり、下ることで確実に脚力が強化される。
脚力が強化されることで走りの基本であるピッチが速くなり、ストライドが広くなる。
ここにそれを証明するひとつのデータがあるので参考にしてもらいたい。
今年大飛躍した小猿選手提供のデータであるが、大阪30kロードにおける昨年と今年の比較である。

◇昨年 ①2°11′02″ ②4′24″ ③203 ④1.12m ⑤169
◇今年 ②2°08'46″ ②4′18″ ③198 ④1.17m ⑤169
(①ゴールタイム ②平均ラップ ③平均ピッチ ④平均ストライド ⑤平均心拍数)

昨年のタイムを2′16″短縮した一番の要因はストライドが5㎝伸びたことにある。
昨年のシーズン初めに実施した鉢ヶ峯での練習が功を奏し脚力強化を生み、
5000mの記録短縮、30k・マラソンの飛躍につながったと確信している。
今年はそれがもっと明確になる練習プランを立案したので5000mで大幅に記録短縮する選手が
続出することになるだろう。

今は走りながら各種のデータが計測可能な腕時計が普及している。
行っている練習に対して、どんな成果が出ているか数値で把握することも大切である。
◆4月~ 6月 トラックシーズン(ヒルトレーニング計11回)
◆7月~ 8月 鍛練期(六甲山練習計9回、信州合宿7月1回/8月1回)  
◆9月~11月 スピード持久力強化(トラックレース+ハーフ等のロードレース)  
◆12月~3月  マラソンシーズン(距離走中心)  2019年度の活動も昨年同様上記のように、
トラック→走り込み→スピード持久力→マラソン、とパーツを組み立てて行くようなプランを継続します。次年度は大きな成果が生まれる予感がする。  
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